腸内環境を整えて健康になろう

腸内環境を整えることを、巷では「腸活」などと言います。健康に毎日を健やかに送るためには、腸内の健康活動が重要だという考え方から生まれた言葉です。実際に腸内に不具合が起こると、便秘や下痢といった症状に悩まされる事になります。

また、こういった諸症状が悪化していくと腸閉塞や大腸がんというような、重い病に罹患してしまう事
にもなりかねません。常に腸の健康を意識するのは、じつは非常に大切な事なのだということです。

国立がん研究センターの調査結果によると、日本で新たに大腸がんと診断されるのは1年間に男性7万人、女性5万人と毎年増加しています。癌患者全体で言うと、大腸がんに罹患するのは男性4位
女性では何と、2位ということです。

こうした現状を鑑みるに腸の健康を意識して生活するのは、真っ当なことだと分かると思います。欧米化した食生活が根付いたことで、大腸がんが増えています。和食中心の食生活にシフトすることも
忘れてはいけない事です。

オリゴ糖が乳酸菌の餌になる

そこで、腸内の健康を保つのに大きな役割を担う事で注目されているのが、オリゴ糖と乳酸菌の存在です。まず乳酸菌の役割を説明したいと思います。

乳酸菌は糖類または炭水化物を分解して乳酸を作り出します。消費した糖分の50%をも乳酸にしてしまいます。腸内を酸性にすることで、悪玉菌などの有害物質を抑制することができます。

悪玉菌は、この乳酸に非常に弱く腸内で長く生息することができなくなるのです。乳酸菌は、摂取すればするだけ腸内で掃除をしてくれる頼もしい善玉菌と言えます。そんな乳酸菌の餌になるのが、オリゴ糖です。

オリゴ糖は胃や小腸で吸収されにくい事が利点で、多くが大腸まで到達します。大腸には乳酸菌がスタンバイしていますから、このオリゴ糖を吸収することで、活発になり乳酸菌の数を増やして行くことができるのです。オリゴ糖は乳酸菌の繁殖になくてはならない、必要な成分なのです。

しかし中には胃で溶けてしまうオリゴ糖もあります。消化性のオリゴ糖ではなく、難消化性のオリゴ糖を探し摂取することが重要になります。

こんな症状にオリゴ糖+乳酸菌

具体的に便秘の症状があったらオリゴ糖や乳酸菌を摂取しましょう。その場合、便が出なくなってから3日目には意識的に摂取した方が良いでしょう。遅くなると既に硬くなった便が大腸に石のように詰まりいくらオリゴ糖が乳酸菌の餌になり、乳酸菌が乳酸を作り出したとしても、現存する便を排出することとは別問題になるからです。

なるべく初期症状のうちに摂取するのが賢明です。また、便秘になっていない時から日常的にオリゴ糖や乳酸菌を食事の中で摂取することにより、腸内環境を良くすることができます。予防という意味合いで、オリゴ糖シロップを煮物の味付けに使ったり、乳酸菌の豊富な発酵食品を食事に取り入れて行きましょう。

便通の様子に応じてオリゴ糖や乳酸菌を増減させることも大切です。体調を小まめに気にかけることが、健康を磐石にします。